真空

誰にも会いたくない 誰かを偽って他人で消耗する時間 馬鹿馬鹿しくて笑ってしまうよな 君なんて存在しませんでした 話を聞き流してふやかすナイフ 口に出せる悩みなんてたかが知れていて 目の奥底が物語っている 誰にも会わなくていい理由を探して 何から逃…

浮遊

誰かがボクを呼んでいる 蓋をした 蓋をした 誰もボクのことなんて知らない 知らないくせに くだらない世界で呼吸を止め 息苦しさに顔を歪めた 見えてるものがいつも真実とは限らない

ろく

お蔵入りな人生お大事に 明日は今日になってしまった 嘘つきばっかりな世界を救うなんて とても馬鹿げているので 自分だけは死守していこうな 自己ではなく自我を いずれ来たる朝に泣いて ボクは今日も元気に振る舞うのです 排他的で利己的に そうして 目星…

まいなすいち

こんなに絶望に塗れた世界でみんなどうやって生きてるの 中身の無いものに吸い取られて笑ってる虚像は 下らなさすぎて消えたくなった 満点か死しか受け入れたくない いつだって真横で寝ている死は蜃気楼のように笑ってる 浮遊感に弄ばれた夜を越えて ボクは…

生と死

光の声が空高く聞こえる この夏に撮った写真見返したりして 自分も夏に存在していたんだななんて 地球人の一種に所属しているのだと痛感して 別にそれだけですけれども みんな星だよって この生半可な人生もどこかでいつか釘を刺されて 星になっちゃうのかな…

I don't like it. 唇から溢れるのはただそれだけ 不鮮明な液を飲み干し、ただ漂う様に死に向かう帰り道 暗闇で光を帯びる画面に貼付された約束を非表示にして 天邪鬼にジャックされた夜を過ごす 上がった口角は嘘つきで本当は哀咽してた ぐらぐら揺れるのを…

よん

散乱してる脳内の叫び声を陳列させる もしかしたら誰かの敷いた轍を辿っているだけ オルタネートは後ろに既に備えられていて 巧く世界は振り分けられているだけかも 架空の現実の話に付き纏う 個々の能力が分散され不平等になるために このグチャグチャした…

いろ

お題「この色が好き」 黒。くろ。BLACK。 服装全身黒人間は、自我を持ちたいという象徴だとインターネットで目にした。 自分に自信が無い。それが当たり前の感じでスタート地点がそれで、違和感すら無い。世界に溶け込んで影になってサヨウナラしたい気持ち…

さん

今日も生きるよ 這い蹲る感情を撥ねて 腕から滴る滴も 瞼を落としてゼロに還す 憧れの背後は見たく無い それが現実 実際問題はそんな感じ 諦めと協定結んで 新章へと流通させて 形がある物が欲しいだけ 口約束はもう十分 勇気無いなら、無いから御免ね 泡の…

脳内に溢れ出し乱雑している言葉の陳列を無様に抱え込み 夢現の中に釘を打つ 無駄に生産されていく 苦しい 走馬灯を引っ掻いて傷を残そう 昨日の笑い声に睨みを利かせ 手を離した 明るくなる外に目を馳せれば また今日の始まり エゴと絡み合い迎える朝 葛藤…

いち

沸々と火照る内障をぐちゃぐちゃに掻き乱して 綴ってる道端に落ちてる常套句を 形にしたいのに零れ落ちていく 心の乱れの終始点を探り当てる 1から100まで履歴を抹消したくなっちゃう さようなら全部 昨日も一昨日も白で塗りつぶして 眩い光と散り散りに…